日が暮れるのも早くなりましたね。
これから寒くなりますが、今年は在宅勤務の定着で通勤の寒さから少し逃れられるかもしれません。
さて、僕はIT系の会社で営業職をしているのですが、最近身の回りで「デジタルトランスフォーメーション」とか「DX」って言葉がごく普通に聞かれるようになりました。
いったい何者でしょう?(新しい音楽のジャンルみたいですね)
仕事柄そんなの知ってて当たり前的に扱われるので、お客さん先や社内で急に「DXの取り組みってさあ、」なんてふられるとドキッとしてしまいます。
こういった新しい概念や言葉って、最初はしっかり学ぶ機会がないまま何となく話を合わせておいて、そのうち「さすがに基礎的な部分はしっかり押さえとかないとマズイぞ」ということであわてて調べるみたいなことがありませんか?
そんなこんなでいくつか資料を見たり講義を視聴したりしてみました。
こんなかたへ向けた記事です
なにやら「デジタルトランスフォーメーション」って聞くけどよくわかんないぞ!
会社で取組みが始まるらしいけど何にも知らないではマズイな…
そんなかたへ向けた超入門編です。
ではいってみましょう!
あらゆるものがデジタルデータになる時代
いきなりですが僕が初めて音楽に興味を持ったのは小学校の時でした。お小遣いでレコードを買ったのを憶えています。(今の人はレコードなんてクラブでDJが回しているのしか目にしないかも)
いつしかレコードはCDになり、ダウンロードするものになり、今ではストリーミングが当たり前になりましたね。
レコードはアナログ、CDはデジタルですよね。
いまや音楽だけでなくあらゆるものがデジタルデータに置き換わっています。
スマートフォンのアプリや、身の回りのいたるところにあるセンサーなど、ヒトやモノの情報がどんどんインターネットに吸い上げられていきます。ではデジタルデータになると何が良いのでしょうか?
簡単に言うとデジタルデータはコンピュータで扱えるので利用の幅が劇的に広がります。
- 記録
- 共有
- 計算(分析)
これらの利点を活かして、デジタルデータでビジネスモデルを変革し社会を変えていくことを「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と呼んでいます。
多くの技術がデジタルトランスフォーメーションを支えている
デジタルトランスフォーメーションは様々な技術のうえに成り立った変化や考え方の総称ととらえてよいと思います。
今回は超入門ということで、以下のキーワードを頭に入れておけばよいと思います。
- クラウド:システムを所有せず社外の共有サービスにシステムを置く考え方
- IoT:モノがインターネットに繋がりデータを送受信することでユーザーに価値を提供する
- AI:与えられたデータを分析し、予測・識別・分類などを行う
- ブロックチェーン:中央集権的な管理者なしで取引が可能な仮想通貨を実現する
- XR:VR、ARなどデジタルで仮想世界を作る
- 5G:安定的に高速大容量で通信する
新しい価値基準の創造へ
ITのテクノロジーによって今まで考えられなかったような仕事の仕組みが可能になってきました。
Amazonがデジタルトランスフォーメーションの成功例としてあげられることが多いようです。
もうすっかり生活の一部に溶け込んでますよね。
ご存じのとおり、最高の顧客体験を提供するために徹底したデータ分析を行い、仕入れから発送までの流通経路を最適化し、多種多様なサービスを低価格で提供しています。
WEBでのビジネスだけではなく、実店舗を使った取り組みも行っていて、業務とITが融合した姿を見せています。
このような取り組みが広がり社会システム全体が最適化された社会を「Society 5.0」と呼ぶようです。
出典:内閣府
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
ビジネス環境の変化に対応するには、デジタルデータをもとにしたITの力をフルに利用して、斬新な発想で効率化やコスト削減を推し進める必要がありそうですね。
いかがでしたでしょうか?
あなたの身の回りでもきっとデジタルトランスフォーメーションが進んでいるはずです。乗り遅れないようにまずは知識を身に着けておきましょう!
それではまた。
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